第22回大仏杯(2017/09/23)

先日(2017/09/23)、第22回奈良県空手道選手権大会 極真カラテ大仏杯が行われました。
今回、上野毛道場からは伊藤選手が型部門と組手部門の二つにエントリーしましたが、エントリー後に組手部門に女子の選手が集まらなかったために急遽、主催者側から男子の部に組み込んだと連絡がありました。
そのことを告げるとやると決めたら相手が誰でもやるということで二つ返事で了承してくれました。

試合当日
午前中は型競技から始まりました。
このところ、回を重ねるごとに安定感が増ししっかりとした型ができるようになってきた伊藤選手。今回もかなり良い感じででき、彼女までの選手の中で最高点を出し、最後の選手の番まで首位をキープしていました。最後に出てきた選手は国際大会でも優勝している強者でとても力強い型の表演で最高点を出し、惜しくも伊藤選手は準優勝でした。

そして組手の部。

初戦までかなり時間が空きましたが、集中力を切らさず冷静に戦いました。


一回戦
前へ攻めてくる相手に落ち着いて突きで応戦しながら間合いをコントロールして上段前蹴り。技あり。
打ち合いの中からさらに上段前蹴りで合わせ一本勝ち。

二回戦
開始早々、蹴りのコンビネーションから鋭い上段前蹴りで技あり。
更にうまく技を散らしながら常にプレッシャーをかけて上段前蹴りに繋ぎ合わせ一本勝ち。

準決勝
スピードのある選手で軽やかなステップを駆使してなかなか的を絞らせてくれない。
相手の上段横蹴りをかいくぐりながらチャンスをうかがうが時間切れ。
延長戦でも同じような攻防が続くがチャンスを逃さず上段前蹴りがきれいに決まり技あり。
優勢勝ち。
決勝戦
相手選手は一回り以上体格が大きかったですが、強い気持ちで向かい、隙をついて攻撃を返しますが、相手の突進力を止められませんでした。
前蹴りのチャンスも体格差には勝てず封じられてしまいました。
結果は判定負け。
しかし、心は折れず最後まで諦めない良い戦いでした。
準優勝!!

今回の試合は極真祭で全日本チャンピオンになった後の試合でしかも男子のトーナメントに一人だけ女の子でした。
いろんな意味でプレッシャーがかかったと思います。
もちろん対戦する男の子も相手が女の子だとやりにくい部分があったと思います。
そんな中、チャレンジする心、諦めない心を持ち続けられたことは本当にすごいことだと思いました。

組手も型も普段の稽古で体力作りをしている成果もしっかり出ていてとても成長しました。
体も心も一回り強くなったように感じた試合でした。

11月12日は支部内交流試合があります。
この試合という成長するチャンスにたくさんの人がチャレンジして欲しいと思います。
今回、出場を快く受けて頂いた奈良支部長の秦師範とともに