2017城西カップ(2017/10/15)

2017年城西カップが駿河台大学体育館にて開催されました。
今回は上野毛道場からは2名の選手が参加しました。
ベテランの伊藤選手は初戦(一回戦はシード)、序盤から落ち着いて相手の様子を窺いながら自分の得意のパターンにうまく持っていき、上段前蹴りで技有り。その後も自分のペースで試合を進めて再度、上段前蹴りによる技有りで合わせ一本勝ち。
続く決勝戦では何度か戦ったことのある選手で伊藤選手のことをかなり研究していてなかなか思い通りの展開にならず一進一退のまま本線終了、引き分け。
延長戦でも同じような攻防が続きましたが有効打によって相手がやや下がる場面もあり判定勝ち。優勝!見事、城西カップ2連覇を成し遂げました。
試合後に本人的にもっとあれができたはず、こうやれば・・・と結果に満足することなく、さらに向上しようとする気持ちが表れて成長を感じました。
自主稽古に参加するようになって基礎体力が上がり、それに伴い技術も伸び、少しずつ自信がついてきて、稽古での成果を試せるようになりました。
「技は力の中にあり」どんなに技術が優れていてもある程度の体力がなければ技術は活かされません。そういった意味では体力がついたことで色々な事を試してみたかったという気持ちが試合直後の彼女の言葉に表れていたのだと思います。

大好きな世界チャンピオン、大澤佳心選手と

坂田選手は半年ぶりの試合で地区大会には初出場です。
このところ、自主稽古にも参加するようになり徐々に実力を挙げています。
さて、今回の試合は稽古を積んできたことを少しでも出そうと必死に戦っていました。
体格で10Kg以上大きな選手を相手にひるむことなく積極的に攻め、一時は突きと膝蹴りで相手を押し込む場面も。中盤から徐々に体格差が出てきて強い攻撃をもらうこともありましたが、最後まで心が折れることなく、諦めずに相手に向かっていきました。
結果は残念ながら負けてしまいましたが、大きな収穫があった試合だと思います。
「最後まで諦めずに強い気持ちで!」口で言うのは簡単ですが、それを実際にやるのは如何に難しいことか。彼は見事にそれを体現してくれました。
これからも、もちろん、「技術的な事」「体力的なこと」「心のこと」などやるべきことはたくさんありますが、今回の試合でメンタルの部分で一段レベルアップしたと思います。
二人ともこれからも楽しみです。
また、上野毛の道場生が色々なチャンスに自らチャレンジするようになって欲しいです。