2019春季支部内交流試合(2019/05/12)

2019春季支部内交流試合(2019/05/12)

令和初の支部内交流試合が開催されました。
今回も総勢220名を超える選手が出場した支部内交流試合、上野毛道場からも16名の選手がエントリーしました。

1名は体調不良により無念の欠場となりましたが他の選手たちは稽古の成果を発揮すべく果敢に挑みました。

午前の部、小学3年生までの子どもたちが出場です。
幼年の部から始まりましたが前回、せたひが賞を受賞した竹石選手がトップバッター。

今回も強い気持ちで初めから攻めていき上段廻し蹴りで技有りを取りながらの優勢勝ち。次も上段廻し蹴りによる技有りを取っての快勝。このままの調子で行くかと思われたが準決勝、後半、疲れたか下がってしまい3位決定戦へ。気持ちを切り替えて果敢に攻め第3位になりました。次に向けてスタミナ強化をしましょう。

続く初出場の貝原選手は堂々とした姿勢で前へ攻めていく良い戦いでした。途中で相手の前蹴りで転んでしまい技あり。負けてしまいましたが次はその気持ち忘れずに正確な技を身に付けるようにすると良いですね。
次に登場は大熊(颯)選手、このところ実力が着実についてきています。積極的に攻め続けて競り合いましたがあと一歩及ばず。結果は残念でしたが稽古の成果が出ていますのでこの調子で頑張りましょう!

弘中選手、一進一退の攻防で延長戦まで行きましたが最後に力をしっかり出して優勢勝ち。続く2回戦でも積極的に攻めていきましたが、相手の上段前蹴りをもらってしまいました。攻める組手ができるようになってきたので攻めながらの受けの技術を練習しましょう!
大熊(謙)選手、試合直前の稽古でようやく覚醒した謙心選手。試合でもどんどん攻めることが出来ました。後半押し返される場面がありましたが、しっかりと組手ができるようになったのでこれからまた技を磨いていきましょう!
朝日奈選手、センスが光る組手を見せてくれました。圧力を掛けながら攻めていくのですが手数がやや足りませんでした。後半で爆発できるスタミナと瞬発力をつけましょう!

一木選手、普段の稽古から工夫しているのが試合でもよく出ていました。
前々回、せたひが賞を受賞してから益々稽古に励んでいましたが、強い気持ちと稽古に裏付けされた技術で初戦から準決勝まで次々と上段廻し蹴りをヒット。技有りを量産し決勝戦へ。決勝戦では一進一退の攻防で延長戦までもつれましたが僅差で準優勝。一木選手は私が言ったわけでもなく自主的に稽古日誌をつけながら稽古に励んでいます。研究熱心なところが試合にも出ていました。次は技の種類(下突きや膝蹴りなど)を増やすことをテーマに稽古しましょう。

森川(純)選手、初戦、序盤からどんどん攻め続け優勢勝ち。続く2回戦も積極的に攻め続けましたが技有りを取られてしまいました。
どんどん攻めることができるようになっているので攻める気持ちは忘れずに受けの技術を磨きましょう!
坂田(琉)選手、強い攻撃力が持ち味の坂田選手。積極的に攻めていきますが、技有りを取られてしまいました。自分の攻撃がちょうどよく当たる距離感を身に付けましょう!
井出(悠)選手、サイドに回りながら突きと上段廻し蹴りのコンビネーションで攻め続け、延長戦の最後で技ありを取られてしまいました。ステップや技の鋭さがあるのでコンビネーションの種類を増やすようにしましょう!
森川(良)選手、強い圧力で前へ前へと攻め続け延長戦まで行きました。かなり追い詰めたのですが相手の下段回し蹴りを受けてしまいました。
基本の下段回し蹴りの受けを稽古すると良いですね。
井出(咲)選手、自分より二回り大きな相手に素早いサイドステップで相手の技を躱しながら積極的に攻めていきます。相手はなかなか咲恵香選手を掴まえられず延長戦へ。後半やや疲れが見えたところに相手の攻撃が当たりだしてしまいました。稽古してきたサイドステップがしっかりと出来ていました。もともと打たれ強く気持ちも強いので素早いステップから威力のある攻撃が出せるようにパワーをつけましょう。

午後の部、高学年以上の子たちの出番です。
日下選手、受験でしばらく稽古が出来ていませんでしたが、見事中学に合格すると次は試合を目標として稽古を再開しました。
初戦から積極的な組手が出来て相手を押し切り判定勝ち。続く2回戦でも果敢に攻めていきましたが、ちょっとした隙に技有りを取られてしまいました。
しかし、強い気持ちで攻め続けられたことは自信につながったことでしょう。
スタミナ稽古や打たせ稽古などを通して体力を増強しましょう!

坂田(想)選手、開始早々から持ち味の強い蹴りでどんどん攻めていきました。国際大会の出場経験もある選手に対し一歩も引かず相手を追い詰める場面も。延長戦でも粘りましたが後半、相手の手数が上回ってしまいました。終始諦めない気持ちで攻められたのは収穫です。もともとポテンシャルの高い選手ですので後半も動けるスタミナを強化しましょう!

常間地選手、入門してまだ1年で初出場ながら、相手は経験豊富な格上の茶帯の選手。しかし臆することなく強い心で果敢に攻め続け、延長戦へ。最後まで攻め続けましたが僅差の判定で惜敗。 日頃から真面目に稽古に取り組んでいますが、初めは組手が苦手でした。しかし持ち前の心の強さとまじめな性格で苦手なことに取り組み、今回出場を決めてからは更に追い込む稽古にも積極的に取り組みました。今回の試合は大きな自信につながったと思います。
これからまた稽古で技術を身に付け、経験を積んでいきましょう!

今回入賞者は2名だけでしたが、それ以上に収穫が多かったと思います。
初出場の子が多かったのもその一つです。私は試合はいろいろな経験ができる場で自分が成長できる場だと思っています。ですから試合には出た方が良いと思っています。しかし自ら望んで出場しなければせっかくのチャンスも逃してしまうリスクがあるので「試合に出なくてはいけない」とは言いません。普段の稽古では「試合にチャレンジしてみようかな?」と思えるようになるような稽古をしよう!ということで行っています。そして今回、チャレンジしようと思う子たちがたくさん現れました。そしてそのチャレンジは全員大成功でした。苦手だったことを克服できた子もいます。気持ちを前に出すことが出来た子もいます。 みんな積極的な試合が出来て一回りも二回りも成長できたと思います。
みんなのチャレンジの応援をできて私はとても幸せです。
これからも全力でサポートしていこうと思います。

審判に入ってくれた飯田君、手伝いの大川さん、井口君、選手を取りまとめてくれたサポーターの坂田君、伊藤さんありがとうございました。

保護者の皆さまのご理解に感謝します。

スタッフ用のお弁当は上野毛「幸楽」さんに作っていただきました。
おいしいお弁当をありがとうございました。
https://twitter.com/kaminogekouraku

大会に携わって頂いたすべての皆様、ありがとうございました。