先生が居なくても(2017/10/4)

毎週水曜日は狛江道場で指導をしています。(その代わりに毎週金曜日は狛江道場の分支部長の荒井先生が上野毛で指導してくれています。)

狛江道場の型クラスはもう何年も自分は何もしていません。

初めは普通に指導していたのですが、みんなのレベルが上がってきてそれぞれの課題や目標が明確になってきたのを機に、これからどうやったらレベルアップするか考えながら自分で稽古をやってみるか?と話してみると、やってみたいと言うことで、時間になったら自分で稽古を始める。何をやるかは自分で考え、休憩も自分で好きなときに取りながら課題に取り組み、分からないことや困ったときには先輩や先生に聞く。と言うルールで始めました。

最初はどうなることかと見ていましたが、しっかりと自分達で出来ています。
もちろん、幼年や低学年の子もいますが、先輩達の醸し出す空気に見よう見真似ながら、遊ぶこともなく稽古をしています。(集中力が切れそうになると先輩が注意をしてくれたり、一緒に稽古をしてくれます。)

教えない方がどんどんレベルアップしていくのが面白いです。
結局はやらされているのか自分からやっているのかの違いなのだと思います。

その伝統が既に3~4世代目位になるともうすっかり出来上がって、初めて来た子たちにも先輩がルールを教えて自然に自主的に稽古を始めることが出来るようになりました。

今日も初めてこのクラスに参加した白帯の子。何をやったら分からずにいると、すかさず先輩がそばにいって色々と教えてくれます。ここまで自分は一切、何も言わず、子どもたちが自主的に動いている姿に感心します。

上野毛道場でもクラスとしてはまだ行っていませんが、何も言わずとも時間になれば並んで待っていたり、自分が言う前に先回りして動いたり、自主的に教え合ったりと少しずつこのような形になってきているのが嬉しいです。

他の子たちも、しっかりと自分の型を練習し、さらにレベルアップしていました。