201712一級・昇段審査(2017/12/10)

本年最後の一級、昇段審査。
例年になく多くの受審者がそれぞれの思いを胸に挑みました。
世界チャンピオンの大澤佳心選手も弐段に挑戦。
誰よりもしっかりと立ち、真剣な眼差しで時折頷きながら田口支部長の話を聞き、全力で技を出す。皆の模範となるようなチャンピオンらしい堂々とした姿と覇気が清々しかったです。

上野毛道場に出稽古に来ている飯田君と堀井君も一級審査に挑戦!
いつも以上に緊張している中、日頃の成果を出そうと一生懸命に行っていました。
果たして各々のテーマは出すことができたでしょうか?これからじっくり振り返り、修正すべき点や気付いたことを次への糧としてもらいたいです。
また、同じく出稽古に来ている御年70歳を越える古参(旧三軒茶屋道場から)の境さんも初段にチャレンジしました。


基本稽古から移動稽古、型まで一通り気迫のこもった技を出してやり遂げた後、安全に十分に配慮しながらの連続3人ライトスパーリング。
最後は世界チャンピオンの大澤佳心選手とあたり、まさに魂を打ち込んでいた姿が感動的でした。

今回は本当に人数も多く、一人一人をしっかりと見る事が出来ず申し訳ない思いですが、それでも壮年の方たちがそれぞれしっかりと社会生活を送る中で空手に時間を割いて稽古されてきた熱意は伝わってきました。これからも稽古を継続して更に空手の道を歩んで行く仲間でいて欲しいと思いました。

受審したみなさんはもちろんですが、応援に駆けつけてくれた多くの道場生たちも本当にお疲れ様でした。こんな仲間との絆が結ばれるのもまた道場という場であると改めて思いました。

特に大澤佳心君の先輩であり、兄貴分でもある小林龍太君の優しさには心を打たれました。(数日前に龍太君から話を聞いていましたが、ここでは割愛します。)

佳心選手は試合にチャレンジするために、これからロシアに渡ります。
みなさんの応援をよろしくお願いします。