組手初級クラス(2019/02/12)

今回は組手初級クラスの様子を紹介します。
その時々で稽古内容は違いますが組手初級クラスでは組手に必要な基本的な受け方を中心に稽古しています。
先ずは相手の攻撃をもらわない、または攻撃を外してダメージを少なくすることが大切だと考えます。
今回の稽古は仮想の相手との攻防をイメージしながら自由に動き感覚を高め、次にお互いに攻撃が当たらない距離で相手の動きをまねて動くミラーリングで相手の呼吸を読み、その距離で技を当てずに自由に技を出して攻防をします。
相手の技が当たらなければ恐怖心が薄れ、また距離がある分、相手の全体が見えるため落ち着いて行うことができます。
心と体が慣れてきたら次は防具(サポーター)をつけて技を限定してゆっくりなスピードで触るぐらいの技を実際に受けてみます。
初めはうまくいかないこともありますが徐々に受けれるようになります。
受けられるようになったら次は技を返す練習も行います。
ここまで来たら徐々にスピードを上げたり、受けるポジションを変えたり、返す技の種類を増やしたりタイミングを早くしたりとレベルアップしていきます。
ここでしっかりと正確な基礎技術を身に付けておくとレベルの高いところを目指せます。
このように少しずつ慣れていきながらステップアップするので誰でも安心して参加することができます。
どんなことでも同じだと思いますが、ステップバイステップで少しずつ「できるッ!」を感じてもらうことで小さな自信をつけ、この積み重ねで大きくなってもらいたいです。

組手初級クラスですが初級とは呼べないレベルの高い子も稽古に参加しています。
レベルが高くなればなるほど基礎を大切にする心が芽生え、なおさら丁寧に稽古を行っています。また、レベルの高い子は初級レベルの子とやっても相手の実力に合わせることができるので(それが本人にとっての稽古になっています。)かえって初級レベルの子にとって良い稽古になります。
後半はグループ分けをして受け返しを行いましたが、初級者は限定的な技のみの受け返しを行い、試合に出場する選手たちは自由な技で高いレベルの受け返しを行っていました。