2019東日本大会(2019/07/14)

長い梅雨が明けきらぬまま朝から雨の中、東日本大会が墨田区総合体育館で行われました。
例年でしたら猛暑の中で行われる大会も今年は涼しく、選手にとってはやりやすかったのではないでしょうか?

去年まではこのような大きな大会には1名しか選手が出場していませんでしたが、 上野毛道場も4年目に入り、ようやく支部内交流試合以外の大会に出場できる選手が出てきました。

みんなで一緒にアップをしてひと汗かいた後、一番手は井出咲恵香選手。
稽古をしてきたサイドステップを上手に使い、的確に技を当てて優位に試合を運んでいき、優勢勝ち。

続く2回戦では二回りほど体の大きな選手を相手にうまく足を使えるかがテーマでしたが、開始早々勢いよく飛び込んできた相手選手に飲み込まれ、果敢に攻めたものの態勢を立て直すことができず押し込まれてしまいました。
大人で考えたら普通の人がラグビーの選手と戦うようなものです。
恐怖心が無いわけがありません。そんな相手を前に堂々と立ち向かえるだけでもすごいことだと思います。
しかし彼女はもっと先を見ているのでいつか体格差を克服して勝つ日が来るでしょう。

続いては坂田琉晟選手。
このところ自分でよく考えるようになり、組手がだいぶ変わってきました。
さて、試合ではその成果を発揮すべくどんどん攻めて上段廻し蹴りによる技あり。さらに相手を何度も場外まで追い詰め優勢勝ち。
次の試合もどんどん圧力をかけていき相手に攻めさせず、内股下段蹴りで技あり。優勢勝ち。
準々決勝、自分の攻撃をしっかりと当てることを意識して圧力をかけ優勢勝ち。
準決勝、積極的に攻めてながら前に出ていったところに上段前蹴りをもらい技ありを取られる。それを取り返すべく攻め続けましたが、再び上段前蹴りをもらい技ありで合わせ一本で敗退。
東日本大会、初出場で第3位になりました。

次は坂田想空選手。
ポテンシャルの高さは間違いないですが経験が少ない分、自信が持てずに力を出し切れていませんでした。
相手は格上の選手です。今回の試合テーマは「強い気持ちでやり抜く」でしたがその通り粘り強く戦い、本戦は引き分け、延長戦でも気持ちを切らさず最後まで諦めずに戦い、後半では突きから膝蹴りのコンビネーションで圧倒して判定勝ち。
この一勝は本当に大きかったと思います。
次の試合は去年の国際大会で3位に入賞している強豪選手に最後まで戦い抜きましたが及ばず敗退。
しかし今回の試合で心の成長が見られたと思います。
これだけの選手を相手にやり合えたことを自信にしてもらいたいです。

午前の部最後は井出悠太選手。
初戦は攻めの組手で上段廻し蹴りによる技ありを含む優勢勝ち。
次の相手はお互いに上段への攻撃を警戒して膠着した状態が続き延長戦へ。
延長戦でも同じような状態から先に攻めた井出選手の優勢勝ち。
準々決勝は同じ支部の選手。やはりお互いが警戒してなかなか組み合わない展開。先に攻めたのは相手選手。先ほどとは逆の展開で敗退。
実力者同士の戦いなので僅かなミスも命取りになることもありますが、そこから一歩踏み出す勇気も必要と確認できた試合でした。

午後の部は伊藤利紗選手から。
中学生になってからは、学業が忙しく小学生の頃より稽古ができなくなっていますが、継続して稽古に来て、試合にもチャレンジし続けている姿は素晴らしいです。
今回のテーマは「先に攻める」でした。
試合開始早々から積極的に攻めることができ、上段前蹴りによる技あり。
その後も積極的に攻めに行きましたが、途中でバランスを崩し足首を捻るアクシデント。
試合後、応急処置をしていただき次の試合へ。
テーマ通り積極的に攻めていきながら相手を追い込み優勢勝ち。
準決勝。痛めた足が悪化。
積極的に攻めましたが足をかばっての状態で思うように攻めきれず敗退。
第三位。
このところ稽古不足と、中学生のカテゴリーへの戸惑いから勝てていませんでしたが、ようやく本来の組手ができるようになり久しぶりの入賞をすることができました。

壮年の部には井口眞宏選手。
忙しい仕事の合間を縫うように稽古していましたが、技を振り分けながらうまい戦い方をしました。しかし、攻めきれず相手に粘られて僅差で敗退。
目は次に向かっていますので、本来の実力が発揮できるように頑張って欲しいです。

みんな本当によく頑張りました。
見ていて胸が熱くなりました。
正直、上野毛道場はまだまだです。しかし歩みは遅くのんびりとですが、彼らもそしてこれから彼らに続く子たちも確実に育ってきているのを実感しています。
これからも目先の結果ではなく大らかに、試合への挑戦が彼らの人生にとって有益になるように、空手そのものが彼らにとって強い芯になるように応援していきたいと思います。