2021秋季支部内交流試合(2021/09/20)

5月に行われる予定が延期になった支部内交流試合が、この度感染予防対策を講じて行うことができました。
総勢113名の選手が3部に分かれて密にならないように開催しましたが、選手はもちろん付き添いの保護者の方もしっかりと注意事項を守っていただき、静寂の中で熱い戦いが繰り広げられました。

さて、上野毛道場からは第1部に3名、第2部に4名そして第3部には5名の計12名の選手が出場しました。
第1部ではこのところスランプで一生懸命に稽古はしているもののなかなか本来の動きができていなかった坂田琉晟選手が試合では持ち前の力強い技を繰り出して見事優勝!!

続く竹石悠人選手も今までは上段の技に頼っていたところ稽古で突きを強化していったところがしっかりと出せて勝ち上がり、決勝では体格に勝る選手相手にも最後まで強い気持ちで戦い抜き、準優勝!!

一木陽介選手も手数を出してしっかりと攻めましたが旗が割れる判定で惜敗。本当に良い戦いぶりでした。

第2部にはフェアリー上野毛の女子4名、うち2名は初出場でした。
初出場の木村彩七選手、気持ちの強さで攻め続けましたが惜敗。初出場まで5年かかりましたが彼女の試合出場の決断は本当にすごい成長です。

森田麻友選手、自分より一回り大きな選手を相手に持ち前の気持ちの強さで前へ前へと攻めの組手で頑張りましたが惜敗。

水野汐理選手、突きと下段回し蹴りを的確に当て手から上段廻し蹴りで技ありを取り優勢勝ち。続く2回戦は先ほど森田選手と戦った背の高い選手。リーチの差で及ばず惜敗。しかし、3位決定戦では集中を切らすことなく上段廻し蹴りの技ありを2つで合わせ一本勝ち。第3位!!

木村優愛選手も初出場。稽古ではしっかりと技術を磨いてきて実力はありましたが、試合出場まで彩七選手と同じく5年かかりました。果たして試合は?終始落ち着いて基本に忠実に動き初戦突破。決勝戦でも全く互角の試合展開でしたが最後の最後に上段前蹴りをもらってしまい惜敗。準優勝!!

第3部の最初は坂田想空選手、前回東日本大会で悔しい思いをしてから稽古への取り組み方が一番変わった選手。
その成果を出すべく初戦から積極的に攻めて優勢勝ち。続く準決勝では格上相手に互角に戦い延長戦。疲れが見えているものの最後まで攻め続け優勢勝ち。そして決勝戦。今回のテーマでもある積極性をしっかり出して最後は上段廻し蹴りによる技ありで見事優勝!!

萩原康裕選手、デビュー戦の緊張もある中、持ち前のステップワークと力強い技で初戦突破。決勝戦でもしっかり動き続け見事優勝!!

坂田麻紀選手、デビュー戦。手数とスピードで圧倒して初戦を勝ち上がり、決勝戦でもさらに運動量を上げた攻めの組手で見事優勝!!

このところ逞しさが出てきた竹石昊太郎選手は序盤から攻めては相手の攻撃をかわす得意のヒットアンドウェイで戦い主導権を取りつつも引き分け。延長戦で疲れは見えるものの最後まで動き続け、最後にチャンスを見逃さず上段横蹴りで技あり。見事優勝!!

坂田大馳選手、高校生ながら今回の大会ではその実力から高校生のカテゴリーには出場できず、一般クラスへのデビューとなりました。初めての大人相手にかなりのプレッシャーがあったと思いますが、初戦から持ち前のスピードと当て感の良さで開始早々、上段廻し蹴りによる技あり。その後も攻めを緩めず直後に中段膝蹴りによる技ありの合わせ一本勝ちで決勝へ。決勝戦でもその動きは止まらず、上段廻し蹴りによる技ありで優勢勝ち。優勝!!

今回の坂田家の家族4人のファミリー優勝は親子優勝や兄妹優勝は聞きますが、中々聞いたことがない快挙だと思います。

上野毛道場からの出場人数は少なかったですが、選手がみんな本当によく頑張ってそれぞれの挑戦に勝ったと思います。
これからの彼らのさらなる進化が楽しみです。

今回開催にあたり本当に様々な方々のご協力がありました。また、選手、保護者の皆さんのマナーが素晴らしくレベルの高いものだったと思います。
本当に皆様ありがとうございました。

バリカタ三兄弟にストレッチを指導している伊藤先生と

帰りに夕焼けの中の富士山、そしてまん丸お月様がきれいでした。