子どもから観た第54回全日本大会観戦記(2022/11/20)

昨日は道場の子どもたちを引率して全日本大会を観戦してきました。
試合そのものは男子も女子も見ごたえのある試合ばかりでとても楽しめました。
世田谷東から出場の金久保選手、高木選手、岡田選手は本当に僅差で勝ち上がることはできませんでしたが非常に素晴らしい試合でした。そんな中、女子の山﨑乙乃選手(昭島道場所属)が第4位に入賞しました。

さて、子どもたちですが、今回はA席が指定ではなく自由席という事で引率してまとまって観るために朝早くから列に並んでいましたが、開場前から「早く観たい!」とテンション上がりまくりでした。
いよいよ開場するとみんなで席を確保して会場を見渡すと「うぉー、凄い!」「ここで試合するの?」「黒帯がたくさんいる。」「わー!太鼓!!」など口々にいろんな感想が出てくる。

試合開始。最初から子どもたちは「すごーい!」「痛そう」「あれどんな技?」と食い入るように観ています。初めからこんなに飛ばして一日長丁場持つか心配でした。しかしそんな心配もないほど目を輝かせてみている子どもたちに感動すら覚えました。さすがに低学年は途中段々とおやつ休憩が多くなり、それはそれで微笑ましかったです。

朝からずーっと観戦しているにもかかわらず「やっぱり自分の目で見るとテレビで見るのとは迫力が全然違う。」と集中して見続けている子のひとりがふと館内の時計を見て一言「あっ!もうあと3時間しか観られない。夢の時間が終わるなんて嫌だ~!!」と。「僕にとっては夢の国ディズニーランドみたいなもの。いや、それより楽しい夢の時間だ!」心からの声です。

試合そのものもそうですが初めて見る選手たちの試し割りに興奮し演武ではこれも初めて見る型と迫力のバット折り、瓦割り、氷柱割りに目を輝かせていました。

準々決勝からはさらにレベルの高い攻防が見られ自然発生的に自分が応援する選手を見つけては声援を送りその声はどんどん大きくなっていきました。こんなに純粋に誰に言われるでもなく大きな声を出して声援を送られた選手は幸せだなと思いますし、またそれだけの感動を初めて見る子どもたちに与えられる力を持った本物の選手だと思います。

今回の大会はそういった意味でも本当に素晴らしい大会でした。
早速今日の稽古で感想を発表してもらいましたがみんなまだ興奮しているようで話が止まらない様子でした。そして昨日見た選手のカッコよかったところを真似しようとしている子もいました。

みんな来年の世界大会を応援しに行きたいと期待を膨らませていました。