月曜日(9/5)

横浜カップから一夜明け、月曜日の稽古。
幼年クラスのみんなは今日も元気いっぱい。審査の技をしっかり行いました。
腕立て伏せもかなりできるようになった子もいます。
稽古が終わった後にも「先生、見てください」と列ができ、熱心さに嬉しい悲鳴です。
何人も見るので一人一人の時間は限られていますが、頑張って上手になりたい気持ちにしっかりと答えるようにこちらも真剣に答えます。
このやり取りがとても楽しいです。試合とは違いますがまさに真剣勝負!お互いの集中度が上がります。

少年クラスは初めに全日本ウェイト制のビデオを観てもらいました。
先ずは何も言わずに見せ始めるとそれぞれが「うぁぁぁぁ!」「すっげぇ~!」「カッコいい」「痛そう!」など様々な感想が出てきました。そして「僕は赤の選手を応援する」とか「白の方が絶対強いよ」など、自分が好きになった選手やカッコいい技を出す選手を応援するようになり子ども同士でいろいろな話が始まりました。
思惑通りの展開に心の中で「よしっ!」とニンマリ!
はじめは空手が好きになって試合を見てファンになってくれればいいです。そこから自分もこんなことやってみよう!あんな風になりたい!と憧れをもって真似てみる。一番いい稽古だと思います。それは空手に限ったことではありませんが、誰でも子供のころそんな経験があったと思います。自分自身、子どものころ、父親の影響で相撲やプロレスを観てこんな世界があるんだということを知って、その後、「ブルース・リー」や「空手バカ一代」「プロレススーパースター列伝」などを読み漁りました。はじめはプロレスラーになりたかったのですが、どうやってなっていいかわからず、中学の友達が習っていた空手道場に一緒に連れて行ってもらったのが始まりです。
この子たちの反応を見ていると自分の子供のころを思い出し、とても楽しくなりました。

そして稽古ではすぐに準備体操をした後、直ぐにサポーターをつけて組み手の稽古をしましたが、イメージが入ったばかりなのでとても良い動きをしていました。
11月には全日本空手道選手権大会が千駄ヶ谷の東京体育館で行われます。
この大会は年に一度開催される無差別の大会で今年で48回を迎える歴史ある大会です。
全国から空手日本一を目指し強豪たちが集結します。ぜひ、子どもたちにも生で観戦してほしいです。(チケットは道場で発売中です。)
また、先日も横浜カップがありましたが、そういった試合にもどんどん応援、観戦に行ってほいいです。一回で変わるか二回、三回、またはそれ以上で変わるかはわかりませんが、それが子どもたちのエネルギーに必ず変わると信じています。

稽古の後には先日の横浜カップで優勝した伊藤選手に挨拶をしてもらいました。
常総カップに続き二大会連続で優勝するという素晴らしい戦績を上げましたが、次に向けてまた気持ちを引き締めて頑張ってくれるという頼もしいコメントでした。

他のみんなには11月23日には支部内交流試合(組み手)があります。試合にチャレンジするか否かは本人が決めること。先生や親が出なさいといったから出るんじゃないよ。自分で「やってみよう!」という気持ちになることが大事。そのためにまずはここを一つの目標として稽古していこうという話をしました。子どもたちには目標を定めてチャレンジしていく心を育ってほしいなと思います。